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エレベータの定員はどうやって決まるの?

2010年07月01日 00:03

休日にデパートに行ったときなど、エレベータに乗るとぎゅうぎゅうに混雑してて、なんで「このエレベータはこんなにギュウギュウになるまで人が乗ることができる定員なんだろう?」と思ったことはないでしょうか?しかも、それだけギュウギュウに人が乗っているのにもかかわらず、乗っている人の数を数えると、「まだ定員に達していない・・・」という思いをされたことがあると思います。

普段は何気なく乗るエレベータでは、休日のデパートのようになるまで混雑することは、なく、あまり定員は気にする機会もないと思いますが、例えば定員が10人のエレベータは、なんで定員が10人乗りと決められているのでしょうか?
それは、当たり前のことですが定員10人乗りを目的としてエレベータが設計されているからです。

では、そもそも「エレベータの定員」はどのように決められているのでしょうか?

少し話はそれますがエレベータには最大積載荷重という、一度に乗せられ荷物の重さが決められています。
また、エレベータには最大積載荷重ならぬ、最小積載荷重とういうのがあります。

最小積載荷重・・・???

一度にエレベータに乗せられる最小の荷物の重さ?そんなのあるわけないですね。・・
この最小積載荷重というのはなんのでしょうか?この最小積載荷重というのは、わかってしまうと難しいものではないのですが、初めて聞くとイメージがわきずらい、少しわかりずらいものがあります。

この最小積載荷重とは何か?これは、エレベータを設計するときに、どのくらいの積載能力があるかを決定する一つの決まりとなります。エレベータの大きさは、エレベータの室内の広さ(間口(幅)、奥行き、高さ(天井の高さ)で表されます。この中で「間口」と「奥行き」をかけたものがエレベータ床面積となり、この床面積に対して「最小限設定しないといけない積載量」が決められてます。
ある程度の床面積をもつエレベータであれば、「その床面積に見合った積載能力をも持つエレベータを設計しなくてはならない。」という決まりがありこれを最小積載荷重といいます。

エレベータの室内はトラックがはいってしまうような広さがあるにもかかわらず、みかん箱が一箱(20kg程度?)しか乗せられないようなエレベータは作ってはいけない。という決まりがあります。

またエレベータの定員の話に戻りますが、エレベータの定員もこの最小積載荷重に基づいて決めらます。
エレベータの定員は床面積、エレベータの室内の広さにて決められているのです。

エレベータの床面積に対して最小積載荷重が決まるので、この最小積載荷重を一人当たりの重さ※1(65kg)で割ったものが(余りは切り捨て)エレベータの定員となるのです。

その為、エレベータの広さが決まってしまうと同時に定員も自動的に決まってしまうため、ものすごい広さ(30人は軽く乗れてしまいそうな広さ)に定員を5人とした、ゆったりとした空間が設定されているエレベータは作ることができないのです。

ちなみに、床面積によって定員がきまりますが、一人当たりの床面積の広さは、だいたいですが30cm×30dmのタイルが2枚分程度なり、エレベータの室内が間口が90cm、奥行きが30cmの広さを持つエレベータは、定員が3名となり想像するだけでその窮屈感が伝わってくると思います。

このようにしてエレベータの定員は決められているのです。

※1:エレベータの定員を決める際の一人あたりの重さ(体重?)は、65kgと決められてます。これは別のところで記載をしてます。